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雑誌における地図

お久しぶりです。先週の後半は、関西方面に営業にでかけていたので活動日誌が書けなくて申し訳ございませんでした。

マップデザイン研修室を始めて、いくつかの出版社さんや編集プロダクションの方々とお話をする機会をいただき、雑誌や書籍(いわゆる地図本)に掲載する地図についてお話をさせていただきました。みなさんお忙しいところ、お時間をいただきまして本当にありがとうございました。今後の活動の方向を考えるよい機会となり、大変勉強になりました。

雑誌や書籍の中に入っている地図は、いろいろな意味があると思われます。その地図を片手に読者の方が実際にその場所に行くこともあると思います。また、誌面の一部として読者を楽しませる目的もあると思います。限られた誌面の中では、地図のスペースはとても小さくなりがちです。地図をメインとする特集というのは、やはりまだ少ないように思われます。それは、やはり編集をされる方と密接に打ち合わせをして地図をデザインできるデザイナーさんが少ないことや、地図にある程度の時間をかけて作成することができない制作現場の現状などがあるのではないかと思いました。

最近、いろいろな出版社さんから地図本がたくさん出版されるようになり、僕としてはとてもうれしいかぎりです。雑誌の一部としての地図でも、読者の方を楽しませて、その場所に行ってみたいと思わせ、かつ実際にその場所へ行った際も便利で、その旅行や外出が楽しくなるような地図を作ることで、これからいろいろとお手伝いができればいいなと思います。

雑誌は、基本的に読み終わったら捨ててしまうことが多いと思います。情報はどんどん新しくなっていくのでそれは仕方ないことだと思いますが、ひとつでも多く「とっておきたい」と思いたくなるような地図を作ることができたらと考えています。
by mapdesign | 2007-11-20 23:59 | 地図の話

海岸線をなぞる

地図をデザインする上で、まずはじめにする作業がある。いわゆる下準備である。それは、もとにする地図をスキャンして、その地図をなぞる「トレス(トレース)」という作業である。

最初に、地図をトレスした場所は、イスタンブール。ボスポラス海峡のある街。おぼえたてのペジェ曲線で、試行錯誤しながら、イスタンブールの海岸線をトレスした。その後も、様々な国や地域の海岸線をトレスした。今も日本のある島の地図をつくっているので、その海岸線を昨日トレスした。

街の地図でたくさんの道をトレスすることよりも、海岸線をトレスする作業はとても楽しい。もちろんその海岸線を歩いているような気分になるということはないのだけれど(そうなったら楽しいだろうなあ)。どんなところだろうと想像しながらトレスしていく。オーストラリアの南海岸線をトレスしたときには、なぜか「すごく楽しい」と感じた記憶がある。みなさんも機会があればやってみてください、と言いたいところであるが(そんな機会はないですよね)。

難しいところは、ただ実際の地図をできるだけ正確にトレスすればいいというものではないところ。仕上がりのサイズ(印刷されるサイズ)を考えないで細かくトレスしてしまうと、たいへんなことになる。あのフィヨルドで有名な北欧の海岸線をかなり正確にトレスしてしまい、仕上がりサイズに縮小したところ、何が何だかわからなくなってしまったことがある。そういう場合はある程度省略する必要がある。また、大きく使う場合は、かなり細かくトレスしないと間抜けな感じになってしまう。

単純なようで、単純でないところが面白いのかもしれない。
by mapdesign | 2007-11-13 09:35 | 地図の話

今日、いろいろと自分の現在の力について考えていた。ここ数日でいろいろな方とお話をする機会をいただき、とても勉強になったし、自分についても見つめ直すいい機会となった。

今回作成した「京都お散歩ガイド」であるが、まあ満足のいく仕上がりになったと思っているし、この案内パンフのおかげで話もいろいろとすることができたので、よかったと思っている。ただ、まだまだだなあという気持ちもたくさんある。もっともっと今あるものを乗り越え、塗り替えしていかなければならないと思う。

そこで考えたのが、「マップセンス」と「デザインセンス」。

マップセンスは、地図としての機能の面での感覚。何を目印として置くかであったり、どうしたら迷わない地図にできるかといった感覚。たぶんこの感覚は、思いやりだったり、やさしさだったりそういう気持ちに通じるのではないかと思っている。そういった点で、マップデザインが雑誌や書籍のエディトリアルデザインにつながるところがあるのだと思う。

デザインセンスは、文字通りにデザインの感覚。いかにきれいに見せるかという感覚。僕は今まで、デザインというのは、芸術でないから「きれい」だとか「おしゃれ」だとか「かっこいい」「かわいい」ということだけを追求するものでないと思ってきた。今でもその気持ちは変わらないが、マップセンスということを切り離すと、デザインセンスは、それらを追求するものと定義できるのではないかと思った(もちろん芸術ではないので、実用性ということは常についてまわるが)。切り離して考えると、デザインセンスのほうは、自己の表現というものに通じるということができるのではないかと思う。

マップセンスとデザインセンス。他者(読者だったりユーザであったり)を思う気持ちと自己を表現すること。たぶん、その両方を上手に研ぎ澄ませていけば、マップデザインの力というものが強くなっていくのではないだろうか。と思う。
by mapdesign | 2007-11-10 22:54 | 地図の話

とりあえず地図の話

もっとドラマティックな活動日誌を写真付きで載せたいけれど、そんなネタもないもので文章だけで失礼します。

今日は、二人の方と会っていろいろと地図の話をさせてもらいました。いままでも、地図の話をいろいろな方とお話させていただきました。お話していると、もっとこの地図もこうできるんじゃないかとか、いろいろなことを教えてもらえてとても勉強になる。

デザイン性をあげていけば、地図をアートの域に昇華できるだろう。また、もっとメッセージ性を込めていけばインパクトのある、人を惹きつける地図にすることもできるだろう。

そういう可能性については、今日はおいておいて、世界中の地図の話をします。世界中には(日本も含めて)とってもたくさんの街があります。観光客がたくさん来る街もあり、そうでない街もあり。観光の街には、たくさん地図があると思うのだけど、そうでない街にはひとつしか地図がなかったりする。マップデザイン研究室のひとつの大きな夢は、(ビジネスにはならないが)世界中を旅しながら、それぞれの街の地図をつくってあげてまわるということです。車にMacとスキャナとプリンタを積んで(駱駝にでも乗ったほうが雰囲気がでますね)。途方もない夢です。

そんなワールドワイドで途方もない夢を片隅に置きながら、マップデザイン研究室は地道に楽しい地図作成に日々がんばりますので、応援よろしくお願いいたします。
by mapdesign | 2007-11-08 22:32 | 地図の話

地図の可能性

マップデザインの作業をしていると、地図のデザインというのが、はたしてどこまで可能性のあるものなのだろうかと考えるときがある。基本的に印刷物の地図ということで考えているのだけど。

自分のやりたい範囲というのは、一般的に言われている地図(地形図やゼンリンさんの地図や昭文社さんの地図)とデザインの中のひとつとしてのデザインマップ、それらの中間くらいに考えている(少しデザインマップよりになるとは思うけど)。文字の載っていない、道と川と建物や緑などだけ載っている地図(ここをきれいにつくるのがもちろん大切なのだが)に、必要な文字だったり、アイコンだったりを載せていく。そして何かの目的のための、その目的にとって一番わかりやすく、きれいで読みやすい地図をつくること。それが自分の目的とすることだと今は思う。

文字情報をたくさん載せると、その分だけ読みにくくはなるけど、必要なことがすべて1枚にまとまっていたら便利である。だからそれをきれいにデザインしてあげる。使う人が「あー便利だなあ」と思い、使わない人も「なんだろ、楽しいな」と思ってもらえるような地図。そして美しい地図。そんな地図をつくっていければと思う。

実際に作業をしていると、印刷媒体の地図としての限界を感じてしまうが、きっとまだ誰も見たことのないような地図というのを作ることができるに違いないと確信している。

みなさんの、こんな地図があったらなあという意見があったらどんどん教えていただければと思います。
by mapdesign | 2007-11-07 21:03 | 地図の話

DESIGN TOUCH Conference 感想

11月3日(土)に東京ミッドタウンで行われた「DESIGN TOUCH Conderence」の「雑誌デザインの現在 / BRUTUS編」という講義に参加することができた。BRUTUSの編集長と雑誌のデザインで有名なCAPの藤本やすしさんの対談形式の講義であった。

内容は、BRUTUSの表紙で行った特殊印刷に関するエピソードを紹介しながら雑誌の(表紙)デザインがどのように行われているかをお話されていた。フレンチゲートという雑誌の表紙が広がるかたちのものからはじまり、真っ赤な表紙のもの、トレーシングペーパーが表紙に使われているものなどを紹介していただき、いろいろと参考になった。なかなか地図に応用するのも難しいことも多かったが、デザインする上での考え方の面で勉強になったと思う。中でも、感温印刷といって温めると文字がでてきたり、冷やすと文字がでてきたりといった印刷を使って、寒い地方に行ったら文字がでてくる雑誌やハワイに行くと読める雑誌とかができたら面白いよねという話が印象深かった。寒くなってくると文字が浮き出てくる地図であたっり、暑くなってくると文字がでてくる地図っていうのも面白いなあと思った。

とにかく、お二人とも雑誌で面白いことをやろうという気持ちがすごく強く、話を聞いていてとても幸せな気分になった。面白いことをやってやろうと思う方々とお仕事ができるようになれるように頑張っていきたいと思う。

藤本さん企画・構成の「WELCOME TO MAGAZINE POOL」という世界の雑誌デザインの展示会が現在ギンザ・グラフィック・ギャラリーで開催されています。雑誌デザインに興味のある方はぜひ行ってみてください。
by mapdesign | 2007-11-06 22:22 | 活動日誌

研究室案内2

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ようやく昨日、案内のパンフレット、京都お散歩ガイド、東京地下鉄路線図ポストカードが完成しました。オンデマンド印刷なので、多少色がうまくでなかったり、アウトラインした文字が太ってしまったりしましたが、それでもきれいに仕上がったと思います。これからがんばっていきたいと思います。
by mapdesign | 2007-11-02 19:24 | イベント

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10/31〜11/4の期間で開催されている東京デザイナーズウィークの本会場に行ってきました。昨日、今日と2回行ってしまいました。このイベントのことは5、6年前から知っていたのですが、お勤めをしているとなかなか行く機会がなく、ようやく行くことができて楽しかったです。海外のデザイナーさんの展示や日本の企業さんの展示、企業と学校の合同(産学)のコンテナ展示、J-WAVEさんの公開生放送などやっていて、なかなか充実した時間を過ごすことができました。何人かの方と名刺を交換させていただくこともできました。入場料は2000円かかりますが、事前にウェブで登録をしていくと1500円で入ることができます。あと2日間ですが、興味のある方はぜひ行ってみてください。都内各所でも関連イベントをやっています。

昨日はあいにくの雨模様、今日も曇天で、屋外展示の方がかわいそうでした。あと2日間は晴れになることを祈ってます。
by mapdesign | 2007-11-02 19:17 | イベント

研究室案内

データが完成した研究室の案内などを出力しようと思い、新宿の「バンフー」に行く。今回出力をお願いしようと考えたものは、「マップデザイン研究室の案内リーフ」「京都お散歩ガイド」「東京地下鉄路線図(ポストカード)」「名刺」の4点でした。「京都お散歩ガイド」はメインの地図の部分は「案内リーフ」と同じで、畳み方をマップ折りにして、裏面に「白地図」を載せて地図をもらった人が自分でもいろいろ書き込めるようにしてあります。

ポストカードと名刺はパックになっているので、そのままお願いして、「案内リーフ」と「お散歩ガイド」はサンプル出力を出してもらいました。30分くらいぶらぶらしてからサンプルを受け取りに行くと、なぜか思っていたような色になっていなかったので、データ作り直すことにしました。どうやらオンデマンド印刷のため、色は安定しないとのこと(難しいものですね)。家に一旦戻り、データを修正してから再度バンフーへ。明日の朝に仕上がるので、ちょっと楽しみです。

新宿のバンフーさんは、代々木駅の近くにあるので、サザンテラスを抜けて歩いていくことになります。サザンテラスには、今話題の「クリスピー・クリーム・ドーナッツ」があります。食べたことはないので感想は言えませんが、前を通る度に、行列の長さにびっくりします。お店の前に2列くらい並んでいるだけでも、いったいドーナツにありつけるまでにどんだけかかるんだと思っていたのですが、さらに東急ハンズへ渡る橋の上までも列は続いていました。すごいなーと関心しながら今日はその前を何度も歩いていました。

マップデザイン研究室も、クリスピーさんみたいに行列ができるようにがんばりたいと思います。
by mapdesign | 2007-11-01 02:10 | 活動日誌