2008年 07月 14日
蔵書票が完成しました

7月12日(土)
精華大学の公開講座2回目に参加しました。前回彫るところまで進んだ蔵書票作成でしたが、今回は試し刷りをして、最終調整をして、本番の紙に刷るという作業をしました。
版木(写真の右側の板)の色をつけたい場所に絵の具を塗ってから版木の上に紙を乗せ、バレンで上からこすります。そうすると彫ったはずのところにも色がついていたり、形がぶかっこうだったりするところがあります。そういったところをもういちど彫り直して仕上げます。
本番の紙に刷る前に、普通の紙で何度も試し刷りと調整を繰り返して納得のいく状態になったら本番の紙に刷ります。本番の紙は和紙と洋紙が用意されていました。写真のは和紙です。和紙は絵の具の吸収がよくて、少しこすっただけできれいにでます。洋紙のほうは、ばれんでよくこすると印刷のようにくっきりでる印象でした。
版木の状態だと、どうかな〜?いまいちかなと思っていたら刷ってみたら以外と味のあるものにできてよかったです。最後に参加者全員の作品を並べて鑑賞会を行いました。みなさん、それぞれ味わい深い作品ばかりでした。
これを機に木版で暑中見舞でもつくろうかな。