2008年 07月 01日
京都VS大阪? 紫野源水の生菓子とモンシュシュ「堂島ロール」


先週、取材でうかがった紫野源水さん。
「涼一滴」という、夏の間だけ出されるそれはそれは上品なこしあんのやわらかい水羊羹が、暑さに疲れた心にも体にも、つるんとすべりこんで染みていくような、夢見心地のひとときをくれるお菓子について(長いっ)、お話をうかがいました。
で、その翌日の土曜日。
北山の府立総合資料館での調べ物に出かけたついでに、途中下車して「涼一滴」を買いにいきました。行かざるを得ないほど、食べたかったんです。まだ原稿も書いてなかったけど!
お店の人は笑いながら、「これもどうぞ」と生菓子をプレゼントしてくださいました。これがまた、なんとも繊細なうつくしさ。見た目のみならず味が「うつくしい」んです。近くにあったら、週一回は最低でも行きたいです。先輩ライターさんから「トリュフなんて目じゃない」と奨められた「松の翠」をうっかり買い忘れてしまったので、これはまた次の機会にかならず。
紫野源水さん
http://kyoto.jr-central.co.jp/kyoto.nsf/spot/sp_murasakinogensui
さらに、週明けの月曜日。
大阪の某編プロさんに打合せに伺うたびに、四六時中長蛇の列が途切れない「堂島ロール」とは、いかなる美味であろうことか……と指をくわえつて見ていたのですが、なんと!
打合せを終えて通りかかったとき(月曜日午後13時10分ごろ)、いつもの行列が雲散霧消していたのです。恐る恐る店に近づき、何気ないふりを装って店内に入り、にこやかな店員さんに聞いてみました。
「堂島ロール、まだありますか?」
「はい、あります!」
「じゃ、じゃあ、ひとつください!」
某編プロさんにご縁をいただいて半年、やっと堂島ロールを買って帰れるこの日がきました。
店を出るとすぐ、編プロのOさん(僕ら、空いてるときによく買いますよ、と自慢されていた)に、「堂島ロール買えましたよ!」とメール。さらに、研究室で路線図と格闘する地図師さんにも、よろこびの報告電話。
帰ると、地図師さんがウキウキとコーヒーをいれてくれました。
ふわっふわのロールに、ふわっふわのクリームがたっぷり。ロマンチックな甘さに魅了されました。甘いものって、いいなあ。甘いってこういうことなのだよなあとしみじみ思いました。
あ、編プロのOさんから返信が。
「意外とミーハーっすね」
モンシュシュ
http://www.mon-chouchou.com/
(研究員1号)