2008年 01月 11日
京都のえべっさん

京都の恵比寿神社の十日戎大祭にいってきました。
恵比寿神社は、京の花街・祇園の花見小路の一筋東、大和大路四条を下ったあたり、建仁寺のちょうど東側にあります。ふだんは静かな下町ですが、この日は四条通りを曲がったあたりから人ごみがはじまっていました。やっぱり商売繁盛を願う気持ちはアツイ!

鳥居の前まで来ると、ぎっしりと密度の濃い行列で、もう身動きがとれません。じりじりと動きはじめるのを待ってようやく本殿にたどりつくと、チャンスを逃さずはっしと紅白の紐を捕まえ、鈴を鳴らし拍手をうってきました。やれやれこれで一安心……?
この恵比寿神社では、本殿におまいりした後に、裏の木戸をたたくという風習があります。えべっさんは耳が遠いので、裏の木戸をたたいて念を押して帰るという意味があるのだとか。みなさんバンバンと勢いよく叩いていましたけど、えべっさんは耳が痛くならないのかなぁ。

同じ日に、八坂神社の境内にある蛭子社でもお祭があります。宵えびすの昼には、えべっさんの像を載せたお神輿が七福神の乗る宝船を率いて、四条通りを練って祇園祭の一番鉾である「長刀鉾」の収められた町会所へやってきて儀式があるそうです。
たまたま四条通りを歩いていたら、福笹をいただいたのでこれもご縁ということで、祇園蛭子社のほうにもお参りしてきました。こちらでは、八坂神社の境内にある三社にお参りする「三社詣」をしてみました。お参りして、判子を押してもらってくるだけなのですが、スタンプラリーみたいでなんだかたのしい。いただいた福笹につける招福オーナメント(?)を厳選ピックアップ買いして、笹を飾ってみました。うーん、なんだかクリスマスツリーを作る楽しさに似てるかも!?
なにはともあれ、今年は「商売繁盛!」でいきたいものです。
よろしくおねがいします。