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雑誌における地図

お久しぶりです。先週の後半は、関西方面に営業にでかけていたので活動日誌が書けなくて申し訳ございませんでした。

マップデザイン研修室を始めて、いくつかの出版社さんや編集プロダクションの方々とお話をする機会をいただき、雑誌や書籍(いわゆる地図本)に掲載する地図についてお話をさせていただきました。みなさんお忙しいところ、お時間をいただきまして本当にありがとうございました。今後の活動の方向を考えるよい機会となり、大変勉強になりました。

雑誌や書籍の中に入っている地図は、いろいろな意味があると思われます。その地図を片手に読者の方が実際にその場所に行くこともあると思います。また、誌面の一部として読者を楽しませる目的もあると思います。限られた誌面の中では、地図のスペースはとても小さくなりがちです。地図をメインとする特集というのは、やはりまだ少ないように思われます。それは、やはり編集をされる方と密接に打ち合わせをして地図をデザインできるデザイナーさんが少ないことや、地図にある程度の時間をかけて作成することができない制作現場の現状などがあるのではないかと思いました。

最近、いろいろな出版社さんから地図本がたくさん出版されるようになり、僕としてはとてもうれしいかぎりです。雑誌の一部としての地図でも、読者の方を楽しませて、その場所に行ってみたいと思わせ、かつ実際にその場所へ行った際も便利で、その旅行や外出が楽しくなるような地図を作ることで、これからいろいろとお手伝いができればいいなと思います。

雑誌は、基本的に読み終わったら捨ててしまうことが多いと思います。情報はどんどん新しくなっていくのでそれは仕方ないことだと思いますが、ひとつでも多く「とっておきたい」と思いたくなるような地図を作ることができたらと考えています。
by mapdesign | 2007-11-20 23:59 | 地図の話